コンサルウーマン・初めての休職日記

ようです。BtoBのコンサル・マーケ系企業で疲れた私の備忘録

休んでいい。逃げていい。

 

いくらしんどいからって、まだ案件が火を噴いている途中に離れてしまっていいのか?

自分が離れることで、他のメンバーの負担が大きくなってしまうのではないか?

はたまた、自分に逃げ癖がついてしまわないか?

 

休むことを選択肢に入れ始めた時、どこかホッとするような、「あれ、それでいいんだっけ?」と立ち止まりたくなるような気持ちがわく。

本当の答え合わせをするのはこれから先になると思うけれど、多分、逃げてもいい。

 

「自分の心身を疲弊させてまでやる仕事なのか?」

上司や医者と相談したり、うんうん悩んだりしているある日Twitterで目にした言葉に最後のひと押しをされた。

仕事は大事だけれど、身を粉にする経験は大事だけれど、粉々になってしまったら元も子もない。

今どうしてもその仕事をやらないと生活に困窮するわけでもない。

幸いなことに、大きな企業にいる。代わりはいくらでもいる

「大事な人が同じ状況にあったら、君ならなんて声をかけるか?」

これは初診の際にお医者さんに言われた言葉だ。

初めての精神科。自分の体調を伝え、それでも休むべきかまだ迷っていると相談したときに投げかけられた。

私は人ごとのような態度で「休め、と言いますね」と即答した。

「僕も君に今そう言いたいと思う。診察はできるし、診断書を書くこともできる。でも僕に休め、という権限はないから、もう一度どうしたいか、どうするべきか考えておいで」とボールを預けられ、「あぁ、自分は今そのレベルにいるのか。休んでいいし休むべきなんだ」と気付かされた。

「とても辛かったですね」「どれも休むことを推奨する他ありません」

会社の産業医との面談で言われた言葉だ。

オンラインでの面談にも関わらず、共感から入ってくださる声がけにより心の底にあった緊張の糸が切れ、ブワッと泣きそうになった。

また、自社の産業医さんたちが声がけの判断軸としている3つのポイントを教えてもらった。1つ該当するだけでも良くないのに、私は3つ全てに該当してしまっていた。

その状態を見た産業医さんからも「私どもに休職を言いわたす権限はありませんが、休むことを推奨する他ありません。」と強めなボールを預かった。

 

正直、面談を終えた段階では「休んでいいんだ。」「でも仕事や職場が嫌になったわけじゃないしな」と悩んだ。

原則定時退社、を約束に働き続けることもできた。

しかし、ブレーキをかけながらアクセルを踏むのはなかなか難しい。

ブレーキが摩耗しかねない。

仕事により疲弊した心身を完全に元通りにするためには思い切って休んでいいのではないか。

逃げる=ダメなことではなく、役に立つこと。

それはことわざやドラマが教えてくれた知恵だ。