うつ・適応障害、実はチャンス説。
『こころの格差社会』という本は
休んで歩みを止めること・ピボットすることを後押ししてくれる文章が詰まっている。
(全く別の目的で手に取ったが、読むほど刺さる一冊だった。)
うつや体の症状について、
臨床心理学者アーノルド・ミンデルは「症状は、現実の自分と、こうなりたい自分の間の境界を超えられない時引きおこされると語っている。
なりたい自分にむかうエネルギーが強い人、しかしブレーキを踏んでしまう人に症状がおきる。症状が出たりうつに悩むのは、弱いからではなく強いブレーキを踏むからである。不幸せだ、不公平だ、と感じる時は、実は本当に自分らしい生き方に第一歩を踏み出せるチャンスでもある。
休みながら次の仕事を探すなんて、快く承諾してくれた上司や同僚は間違いなく悲しむ。
でも、それを慮って足を止めてしまえば「強いブレーキ」を踏むことと同意になり、それはそれで不幸なことになるのだろうと思うようになった。
自分がどうしたいか・どうありたいか。
色々なものを見聞きしてよく考える時間が今なのかもしれない。