適応障害、それは誰でもなりうるもの
適応障害とは
日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの。
原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう。
仕事や人間関係に悩んだり、やる気が出ない、調子が出ない、といったことは誰にでもある。
さらに日常生活に支障が出てくると「適応障害」という診断が下される。
つまり適応障害は誰にでもなる可能性があるものなのだ。
私はこのことを、自分の心身に異常をきたして初めて知った。
当時の私のこと
私の場合は社内や上司ではなく、向き合っているお客様の無理難題に疲弊してしまった。
簡単にまとめると以下のようになる。
ー私自身について
・社会人5年目の26歳。大手企業勤務のコンサルタント。
・年収は600万円代後半。
・真面目、努力家、リーダー気質
・期待されると期待以上の成果を発揮しようとするタイプ
ー仕事について
・チャレンジングな新規事業の案件を担当し、お得意様にも強く期待されていた
・お得意様の中でもビジョンが定まっておらず、要件定義に苦戦したり、フェーズが進んでから定義したはずの要件がブレるような路線変更を求められたりという状態が続いていた
・案件のリーダーには「一人で抱えるな。しんどくなったらアラートをあげろ」と声かけをいただくなど、社内のコミュニケーションに問題はなかった
ググって初めて気づいた、「もしかして…うつ?」
最初は食事や睡眠が思うように出来ていないな、という程度だったが、その状態が続いたある日、対策を求め「ストレス 寝れない やる気が出ない」「うつ」といった検索をした。
気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめない、といった症状がはっきりと書かれているのを見て、「もしかして…うつ?」と自分の中で病気かもしれないことを受け止め始めた。
産業医との面談、自分での医療受診
この検索をし始めたころ、自身の業務時間や会社のヘルスチェック調査への回答状況から、会社から産業医面談の予定を組まれていた。
しかしそれを待たず、急いで近くの精神科に罹ることを決意した。
理由は大きく2つ。
・会社による”面談”は形式的なものに過ぎず、状況が変わらないのではないかと懸念
・「医者に止められればちょっとの間仕事から離れられるかも」という甘い考えが頭をよぎった
ここから休職に向けて一気に動くことになる。のだけれど、
精神科と産業医面談で泣きそうになったのはまた別の記事で書きたいと思います。